DiCEとは
固定IPアドレスでない動的IPアドレスの場合、再接続を行ったときなどにIPアドレスが変化します。
そしてDDNSを利用するためにはIPアドレスが変化したときに再登録を行わなくては、サーバを見失ってしまいます。
そのため、IPアドレスが変化するたびに即座に登録し直す必要があります。
これを自動で行ってくれるのが「DiCE」となります。

公式サイト

DiCEの設定例
まず作業用フォルダに移動し、DiCEをダウンロード・解凍・実行します。
# cd /usr/local/bin
# sudo wget http://www.hi-ho.ne.jp/cgi-bin/user/yoshihiro_e/download.cgi?p=diced019
# sudo tar xzfv diced01914.tar.gz
# cd DiCE
# ./diced
DiCEの設定例を以下に示します。
あくまでも一例ですが、だいたいこれと同じ手順で設定できると思います。

=-=-=- DiCE DynamicDNS Client -=-=-=
Version 0.19 for Japanese
Copyright(c) 2001 sarad
 
:help ←(入力)
まずヘルプを読みます。
***起動オプション *** [#t13182c5]
 
diced [-s|-d|-h|-e] [-b] [-l]
 
-s 起動と同時に開始します
-d 起動と同時にバックグラウンドで開始します
-h コマンドオプションを表示します
-b イベント実行時にビープ音を鳴らします
-l ログを作成します
-e 指定のイベントを実行して終了します
 
*** コマンド一覧 *** [#r6feb2e1]
 
exit DiCEを終了します
start DiCEを開始します
startd DiCEをバックグラウンドで開始します
setup DiCEの環境設定を行います
list 登録済のイベント一覧を表示します
add イベントを追加します
ed[it] <番号> イベントを編集します
del <番号> イベントを削除します
en[able] <番号> イベントを有効にします
dis[able] <番号> イベントを無効にします
ev[ent] <番号> イベントの情報を表示します
ex[ec] <番号> イベントを今すぐ実行します
logcr ログをクリアします
:setup ←(入力)
表示されたコマンドリストの中から「setup」を選択します。
IPアドレスの検出方法を指定してください
(0) 自動検出
(1) ローカルのネットワークアダプタから検出
(2) 外部のスクリプトから検出
<現在:0>
(N)変更しない (P)戻る
>0
-------------------------------------------------
プライベートIPアドレスも検出対象ですか? (Y/N)
<現在:いいえ>
(P)戻る
>n
-------------------------------------------------
IPアドレスの検出をテストしますか? (Y/N)
(P)戻る
>y
検出IPアドレス>***.***.***.***
-------------------------------------------------
IPアドレスの検出をテストしますか? (Y/N)
(P)戻る
>n
-------------------------------------------------
IPアドレスをチェックする間隔を指定してください(分)
設定可能範囲は5分以上です
<現在:10>
(N)変更しない (P)戻る
>n
=================================================
DNSサーバーの負荷を軽減するために頻繁なDNS更新を防ぐ必要があります
前回の更新から一定時間DNS更新処理を行わないように保護時間を設定して
ください(分) 設定可能範囲は10分から1440分です
<現在:60>
(N)変更しない (P)戻る
>30
=================================================
設定を保存しますか? (Y/N)
(P)戻る
>y
設定を保存しました
=================================================
:add
新しくイベントを追加します
IPアドレス関連の設定が終わったら次に「add」を選択し、実行するイベントの追加を行います。

DynamicDNSサービス名を入力してください
"?"で対応しているサービスを一覧表示します
(P)戻る
>ddo.jp
-------------------------------------------------
<< Dynamic DO!.jp >>
URL: http://ddo.jp/
*** 情報 *** [#o0d952b1]
ユーザー名の入力は不要です
独自ドメインの場合はドメイン名を”ホスト”の所へ入力してください
=================================================
ドメイン名を入力してください
"?"でドメイン一覧を表示します
(P)戻る
>?
ddo.jp
=================================================
ドメイン名を入力してください
"?"でドメイン一覧を表示します
(P)戻る
>ddo.jp
=================================================
ホスト名を入力してください
(P)戻る
>niboshi (自分が取得したものを入力)
=================================================
ログインユーザ名を入力してください
(P)戻る
>niboshi
=================================================
ログインパスワードを入力してください
(P)戻る
>********
=================================================
登録するIPアドレスを入力してください
空白にすると現在のIPアドレスを自動検出します
(P)戻る
>
=================================================
このイベントに題名を付けてください
(P)戻る
>niboshi
=================================================
このイベントを実行するスケジュールを設定します
-------------------------------------------------
実行する頻度を指定してください (番号入力)
(0)1回のみ (1)1日1回 (2)1週間に1回 (3)1ヵ月に1回
(4)その他の周期 (5)IPアドレス変化時 (6)起動時
(P)戻る
>5
-------------------------------------------------
IPアドレスがあまり変化しない環境の場合、更新せずに一定期間を過ぎると
アカウントを削除されてしまうことがあります
IPアドレスの変化が無い時に実行する間隔を指定してください
(0)7日毎 (1)14日毎 (2)21日毎 (3)28日毎
(4)35日毎 (5)56日毎 (6)84日毎
(P)戻る
>0
=================================================
詳細オプションを設定します
-------------------------------------------------
[ サービスタイプ ]
(0)無料 (1)有料
番号>0
-------------------------------------------------
[ SSL ]
(0)使用する (1)使用しない
番号>1
-------------------------------------------------
[ オフライン ]
(0)No (1)Yes
番号>0
=================================================
このイベントを有効にしますか? (Y/N)
(イベントの有効/無効は"EN/DIS"コマンドで切替えられます)
>y
=================================================
イベントを保存しますか? (Y/N)
>y
イベント"niboshi"を保存しました
=================================================
:list
(No.) (イベント名) (スケジュール) (次回予定)
0 * niboshi IPアドレス変化時 (7日毎) 05/30 10:20
:exit
イベントの追加が終了したら「list」でちゃんと登録されているか確認します。
確認できたら「exit」で終了させましょう。
動作確認
DiCEを起動させ、きちんとIPアドレスが更新されるか確認しましょう。
# ./diced -d -l
DiCEを起動しルータのLANケーブルあたりを引っこ抜くか、再起動させてみましょう。
これでおそらくIPアドレスは変化しているので、使用しているDDNSの登録内容がきちんと更新されていればOKです。

自動起動
サーバを再起動するたびにいちいちDiCEを起動させるのはおっくうなので自動起動させます。
# vim /etc/init.d/rc.local
このファイルに一文書き加えます。
#! /bin/sh
### BEGIN INIT INFO
# Provides: rc.local
# Required-Start: $local_fs $remote_fs
# Required-Stop:
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop:
# Short-Description: Run /etc/rc.local if it exist
### END INIT INFO

#追加
/usr/local/bin/DiCE/diced -d -l
これで次にサーバを起動させるときにはDiCEが自動で起動します。